ビバップ（2021年生、母カプリースレディー）

ビバップ（2021年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「自由な即興演奏が特徴のジャズのスタイル」。毛色は栗毛。種牡馬のモーニン（当時9歳）と交配したカプリースレディーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼斉藤牧場。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

6月11日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー函館（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクセルブラックに8馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月10日、中2週で迎えた4戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの2歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

3歳（2024年）

3月17日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

6月15日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、インユアパレスに交わされて2馬身差の2着となった。

7月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

12月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村誠之助騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニホンピロトッティに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2025年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月2日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

5月3日、中8週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村誠之助騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

7月6日、中8週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のアスクアイルビゼアに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

8月16日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの上越ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

10月4日、中6週で迎えた17戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの大山崎ステークス（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。