ボレロビート（2004年生、母サリークラウン）

ボレロビート（2004年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ボレロ＋拍動」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時10歳）と交配したサリークラウンが23歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は草薙利昭。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月10日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたランドフーガ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（2007年）

1月8日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

2月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシャリバンメイツに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

4歳（2008年）

5月3日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の加治川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋智大騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。

8月9日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。