アサヒウイニング（1996年生、母アサヒマーキュリー）

Asahi Winning

1996.04.10

アサヒウイニング（1996年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時8歳）と交配したアサヒマーキュリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣 一敏。戦績は、中央平地16戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の檜原湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

7月3日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は576kg。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、グランプリシチーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のエリモシーザーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月23日、中2週で迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒロドリームをクビ差振り切って制した。

12月25日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2000年）

1月6日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

1月23日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、マイネルトレジャーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた11戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、リージェントブラフにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月12日、中1週で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の館山特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

5月6日、中7週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の日光特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、F.サンチェス騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。