ルタンデュボヌール（2014年生、母アドマイヤハッピー）

ルタンデュボヌール（2014年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「至福の時（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時16歳）と交配したアドマイヤハッピーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の甲東特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,400万円（85万×40口）で一口馬主が募集された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月16日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月3日、中8週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテイエムイキオイをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のなずな賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2018年）

4月21日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のディープスピリッツに3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月30日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の御在所特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスラッシュメタルをクビ差振り切って制した。

8月26日、中7週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたリカビトス決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月23日、中3週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のインビジブルレイズを半馬身振り切って4勝目をゲットした。

5歳（2019年）

4月14日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着を確保した。

5月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

8月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

9月8日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6歳（2020年）

2月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた16戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

3月8日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのトリトンステークス（中京芝1600m 小雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

8月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのオホーツクステークス（札幌芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

10月18日、中6週で迎えた19戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、能條愛未誕生日特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったコパノステラートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた20戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、おニュイ祝誕生日特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジックブルームに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月14日、中1週で迎えた21戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のビーサプライズドに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月28日、中1週で迎えた22戦目は、小雪特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた23戦目は、今年もありがとう特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた24戦目は、ラブリーあいり特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7歳（2021年）

4月10日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-7（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた28戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、げぼかわドラゴン生誕記念特別編成（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フラウティスタに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた29戦目は、祝34回堂前伊純記念。カレーは甘口です。（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた30戦目は、畠さん32年間お疲れ様!記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた31戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、楽天でポッイントもらっちゃおう賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた32戦目は、楽天競馬で金沢けいばを楽しみま賞（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は沖静男騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。