ボールドゲーリー（2004年生、母キタノボールド）

ボールドゲーリー（2004年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋母母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時16歳）と交配したキタノボールドが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者は北村牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方41戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2007年のベストホイップ特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北村牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

出川龍一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2006年）

7月28日、デビュー戦は庄司大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は461kg。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1400m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた4戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ベルモントオリッサに交わされて1馬身差の2着となった。

11月15日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

3歳（2007年）

1月10日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で庄司大輔騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、アルクールに半馬身交わされて2着となった。

2月6日、中3週で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ジャイアントビートに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエアモンティジョをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のさくら特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月13日、中5週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦の透百合特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた13戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月24日、中8週で迎えた14戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたアプロバリエンテ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のロイヤルサフロンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月7日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月20日、中1週で迎えた19戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（2008年）

1月9日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた21戦目は、初春特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、おとめ座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた24戦目は、昇竜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月22日、中5週で迎えた26戦目は、ピーナッツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた27戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（10戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（11戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

5歳（2009年）

6月8日、約7か月半の休み明けで迎えた30戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

8月3日、中7週で迎えた31戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた32戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（9戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

9月23日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（10戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、グローバルキャストにクビ差交わされて2着となった。

10月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（11戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた35戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（12戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったオウドウリーチに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月7日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（13戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウェイクアビリティに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6歳（2010年）

1月15日、中5週で迎えた37戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（14戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた38戦目は、一般C2十二十三（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で庄司大輔騎手（15戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月12日、中2週で迎えた39戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で庄司大輔騎手（16戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた40戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（17戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた42戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（18戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。