ホーリーウィザード（1993年生、母コンコルドフミ）

ホーリーウィザード（1993年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時14歳）と交配したコンコルドフミが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1998年の層雲峡特別(900万下)。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

9月16日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したサクラエキスパートを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3歳（1996年）

7月6日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンホンコンに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月21日、中8週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、タマモハリケーンに交わされて1馬身差の2着となった。

10月5日、中1週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（1997年）

5月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の’97アジアジョッキーズ1（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

6月14日、中2週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のゴールデンカイザーに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウヨシムネに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスキャットにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したツインクルパレスにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスプリングマーチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月21日、連闘で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5歳（1998年）

7月11日、約9か月の休み明けで迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた19戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンコービンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月19日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

10月11日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

11月14日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた24戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。