テンリタカ（1990年生、母チユウオーシンザン）

テンリタカ（1990年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメリーナイス（当時6歳）と交配したチユウオーシンザンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）門別牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、地方20戦1勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月3日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

5月23日、中6週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクロスオーシャンを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロングルーモアを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で土肥幸広騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で土肥幸広騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた8戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシヨノサンフラワーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた11戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた12戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンカキツバタをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月14日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4歳（1994年）

1月15日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の睦月賞（阪神芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は日吉正和騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3月10日、中7週で迎えた18戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1ホ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミスタープラネットに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月18日、中2週で迎えた21戦目は、井上孝彦騎手を鞍上に迎えて、鵜飼特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月19日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は井上孝彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた26戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月16日、中6週で迎えた27戦目は、一般C2ヘ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1995年）

1月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2ヘ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2ヘ（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、一般C3 C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた32戦目は、一般C4ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた33戦目は、一般C4ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた34戦目は、一般C4ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた35戦目は、今井孝一騎手を鞍上に迎えて、一般C4ハ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた36戦目は、一般C4ハ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井孝一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月19日、中1週で迎えた37戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、一般C4ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。