タマモヴィグラス（2005年生、母ゴッドコマンダー）

タマモヴィグラス（2005年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時9歳）と交配したゴッドコマンダーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害14戦1勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住革二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、タマモによって472.5万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月2日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3歳（2008年）

2月3日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

4月3日、中8週で迎えた4戦目は、3歳戦の六甲山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着を確保した。

6月2日、中8週で迎えた5戦目は、3歳戦のロベリア賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライトティースに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月6日、中4週で迎えた6戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

9月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月22日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた9戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた10戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月4日、中5週で迎えた11戦目は、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のハストラングに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月26日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

6月7日、中5週で迎えた14戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったドングラシアスからクビ差の2着に甘んじた。

8月9日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、千種川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2010年）

1月31日、中4週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた20戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月4日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で岩崎祐己騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月1日、中3週で迎えた22戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月9日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。