ケーティングバード（1994年生、母レーシングバード）

ケーティングバード（1994年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時7歳）と交配したレーシングバードが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグジャパンファーム。戦績は、地方10戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の一般C1六七。

経歴

デビュー前

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1997年）

8月15日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は459kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナイキスプリングに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月28日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（1998年）

7月23日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた3戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヨシフサフドウに1馬身半の差をつけて久々の一戦を物にした。

8月9日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホワイトモナークに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（1999年）

8月12日、約12か月半の休養明けで迎えた5戦目は、一般C3九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のハギノサプライズに5馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3二（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のガッツクローバーを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

9月23日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のルーエに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、中央区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたサンセットビーチ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったイブキタチワカにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く持ち堪えて、最後は2着のアイネスインターに1馬身半の差をつけて優勝