ウインアーマー（2012年生、母ピサノサンデー）

ウインアーマー（2012年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鎧」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時13歳）と交配したピサノサンデーが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地14戦0勝2着7回、中央障害9戦1勝2着2回。2016年の京都ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,500万円（3.75万×400口）で一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月13日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたジュヒョウ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタガノレグルスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月22日、中7週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

3歳（2015年）

3月29日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったウェスタールンドにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月3日、中4週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったサウンドバーニングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したダイシンカレラを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月20日、中3週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はアグネスマクシムと並んで2着同着となった。

7月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたレッドサバス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のハクサンゲインに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2016年）

1月23日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

9月17日、約6か月半の休養明けで迎えた18戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーカーテンペストから5馬身差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた20戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったグッドスカイからハナ差の2着に惜敗した。

5歳（2017年）

1月21日、中5週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月1日、中9週で迎えた23戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。