スリーサウス（2011年生、母サクラエレガンス）

スリーサウス（2011年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したサクラエレガンスが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方29戦7勝2着9回。主な勝ち鞍は2016年の一般B4。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井商事によって283.5万円で落札された。

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月15日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

12月8日、中1週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に敗れた。

3月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5月10日、中7週で迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

8月31日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月3日、中4週で馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた14戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったラヴクレージーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月10日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2015年）

2月12日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、早春賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシンコープリンセスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のザワードを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月13日、中1週で迎えた18戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月31日、中2週で迎えた19戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエポックライジンに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月9日、連闘で迎えた20戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったミキノハルモニーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた21戦目は、ひじき賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るピンクストーンをクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で友森翔太郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモナーダムに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、海ほおずき賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で友森翔太郎騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったサマーキララに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で友森翔太郎騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカノープスを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

10月21日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で友森翔太郎騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた26戦目は、栗きんとん賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で友森翔太郎騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で友森翔太郎騎手（10戦4勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で友森翔太郎騎手（11戦4勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

5歳（2016年）

1月2日、中3週で迎えた29戦目は、株式会社丸増商会58周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で友森翔太郎騎手（12戦4勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

2月3日、中4週で迎えた30戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で友森翔太郎騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた31戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で友森翔太郎騎手（14戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた32戦目は、熱い感動を中京で!高松宮記念（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた33戦目は、マルタンガール賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（15戦4勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた34戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（16戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレミアムウォーズに4馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

5月4日、中1週で迎えた35戦目は、戸田川緑地賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（17戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキービスケットに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月18日、中1週で迎えた36戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（18戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったサマーサラファンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中2週で迎えた37戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（19戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリーブイットゥミーに4馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

6月21日、中1週で迎えた38戦目は、かに座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で友森翔太郎騎手（20戦7勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた39戦目は、名古屋ロウリュウ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で友森翔太郎騎手（21戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、キービスケットに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた40戦目は、あぶみ賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で友森翔太郎騎手（22戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた41戦目は、葉月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で友森翔太郎騎手（23戦7勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったオンユアマークに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月19日、中4週で迎えた42戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で友森翔太郎騎手（24戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェリシダーデスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。