ハギノスピリッツ（2007年生、母ウィーアワーズ）

ハギノスピリッツ（2007年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋魂、精神、蒸留酒」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時13歳）と交配したウィーアワーズが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦0勝、地方15戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上B1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、日隈良江によって1,050万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月24日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4歳（2011年）

3月3日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったプリティベベに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月5日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツバサファントムを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月3日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルダウザーに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

7月17日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月22日、中9週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月17日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5歳（2012年）

1月21日、中4週で迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月28日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた16戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた17戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2 C1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエアガルニエを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

7月24日、中1週で迎えた19戦目は、生谷温泉伊沢の里特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、JRAウインズ姫路特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったニシノサンダーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミスグロリアスを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って勝利をモノにする

9月7日、中1週で迎えた22戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったルーズベルトにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

10月26日、中4週で迎えた24戦目は、大日本プロレスカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったルーズベルトにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた25戦目は、日本盛カップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた26戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた27戦目は、楽天競馬で買いま賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったナリタフェニックスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。