ナリタフェニックス（2009年生、母ナリタレインボウ）

ナリタフェニックス（2009年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋不死鳥」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時14歳）と交配したナリタレインボウが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方24戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の楽天競馬で買いま賞(A2)。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月19日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は484kg。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

3歳（2012年）

1月11日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦の若松賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルネーブルに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月11日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

6月12日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、金沢城賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（姫路ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた7戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヒミノミズキに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエーシンアイネアスに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

9月14日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルヨロイヤルに9馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月17日、中2週で迎えた11戦目は、南あわじ市淡路人形特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロブストニケに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月8日、中2週で迎えた12戦目は、日本盛カップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったルーズベルトに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ニッカン菊園特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた14戦目は、楽天競馬で買いま賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハギノスピリッツに5馬身の差をつけて制した。

4歳（2013年）

1月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたエリモアラルマ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

2月6日、中3週で迎えた16戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、ポイント還元オッズパーク特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、ポイント還元オッズパーク特別（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

6月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた20戦目は、姫路さぎ草特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた21戦目は、たつの赤とんぼ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた22戦目は、SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた23戦目は、奈良県肉用牛農協特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（5戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた24戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、けいとう賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ラヴフェアリーに交わされて2馬身差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた26戦目は、ポイント還元オッズパーク特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた27戦目は、奈良県肉用牛農協特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。