エーシンアイネアス（2008年生、母エイシンビーナス）

エーシンアイネアス（2008年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時16歳）と交配したエイシンビーナスが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年のアキテック杯笠松( ハンデ)。

経歴

デビュー前

伊藤強一厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（2011年）

9月23日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は503kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアキノカリンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフリーウェイジャムに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月13日、連闘で迎えた3戦目は、3歳ハンデ戦のアキテック杯笠松（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベニトンボを半馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

11月29日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

4歳（2012年）

4月22日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた7戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナリタフェニックスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月14日、中2週で迎えた11戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、小牧太カップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた13戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファークルメンに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、養老特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。