ホワットアリーズン（1997年生、母クルーピアレディー）

ホワットアリーズン（1997年5月19日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時11歳）と交配したクルーピアレディーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地34戦5勝2着6回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の上総特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

6月18日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフォッサマグナをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下のアマリリス賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したドラゴンジェットを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

7月8日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトラストミッチャンを鬼脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

10月7日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したフリートマッハにクビ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2002年）

5月12日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジョリーズジョーをアタマ差振り切って勝利をモノにする

8月17日、中7週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシルクフェイマスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月6日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の上総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタイキステラをハナ差振り切って5勝目を掴み取った。

11月17日、中5週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6歳（2003年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦2勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月5日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったテンジンオーカンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月17日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（5戦2勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月13日、中7週で迎えた18戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の漁火ステークス（函館ダート1700m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月2日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（8戦2勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したウインラディウスに半馬身届かず2着となった。

11月23日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったニシノシタンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7歳（2004年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

2月14日、連闘で迎えた24戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた26戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた27戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた29戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカオルビーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月22日、中2週で迎えた31戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月21日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の市川市制施行70周年記念（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8歳（2005年）

1月22日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

7月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。