マイネルタスク（1993年生、母ミスイブォンヌ）

マイネルタスク（1993年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時16歳）と交配したミスイブォンヌが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）グリーン農林。戦績は、中央平地34戦3勝2着2回、中央障害6戦3勝2着2回。1999年の東京ハイジャンプ(JG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月15日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は418kg。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月23日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のギガトンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

11月19日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

3歳（1996年）

1月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の黒竹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月1日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったマルゴウィナーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下のグラジオラス賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（8戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（9戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月25日、中3週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジョウノジュエリーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月12日、中2週で迎えた15戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた16戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の二王子岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた18戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（1997年）

1月11日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた23戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の秋保特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（13戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた25戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るブレイブハヤブサを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて優勝

11月30日、中2週で迎えた26戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5歳（1998年）

1月11日、中5週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したビゼンハヤブサを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月18日、連闘で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

6月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、5歳以上900万下の江の島特別（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた32戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた34戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

6歳（1999年）

3月14日、約6か月の休み明けで迎えた35戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったウメノライジンから約14馬身差の2着となった。

4月4日、中2週で迎えた36戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝2710m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のゴーカイに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月1日、中3週で迎えた37戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は今井規和騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のサンライトストームに2馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

5月22日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキングスロードに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月12日、中2週で迎えた39戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井規和騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったレガシーロックから3馬身差の2着に敗北した。

11月20日、約5か月半の休み明けで迎えた40戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井規和騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。