ウエルカイザー（1989年生、母ワールドマミー）

ウエルカイザー（1989年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のビシヨツプボブ（当時6歳）と交配したワールドマミーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1992年の夕顔特別。

経歴

デビュー前

大塚三郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1991年）

9月28日、デビュー戦は久保田信之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1992年）

6月4日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田信之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキョードメーカーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田信之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田信之騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったウメノメンデスから1馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた5戦目は、佐々木忠昭騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の夕顔特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアップタウンガールに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のトランペットリリー特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忠昭騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忠昭騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロロタリからクビ差の2着に甘んじた。

9月14日、中2週で迎えた8戦目は、サターン賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は久保田信之騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田信之騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったウィナーズステージから半馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、松沼緑騎手を鞍上に迎えて、一般B2三四（大井ダート1200m 雨/重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた11戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は久保田信之騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアースボーイから半馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた12戦目は、キャッツアイ特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田信之騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパーシティから1馬身差の2着となった。

4歳（1993年）

4月25日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、上賀茂ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた14戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、烏丸ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた15戦目は、安芸ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のパールステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。