グラスサミット（2007年生、母ウェルカムミレニアム）

グラスサミット（2007年1月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋頂上」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時9歳）と交配したウェルカムミレニアムが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、中央障害6戦0勝、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、伊東純一によって3,675万円で落札された。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月8日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったアポロパステルにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2010年）

1月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のバリシュニコフに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

1月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5月30日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったベビーネイルにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

6月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月1日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の美唄特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4歳（2011年）

1月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

4月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月3日、中4週で迎えた15戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（2012年）

3月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。13着に敗れた。

4月15日、中5週で迎えた18戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、花吹雪特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた19戦目は、さくら鯛特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、福山記念トライアル（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた21戦目は、鞆の浦弁天島花火大会特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、くちなしの花特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた23戦目は、青田特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた24戦目は、馬呆（バホ）杯（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月15日、中7週で迎えた25戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、桔梗特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。