タイセイアディクト（2021年生、母スコルピオンキッス）

タイセイアディクト（2021年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+熱中者」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時8歳）と交配したスコルピオンキッスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はカミイスタット。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月26日、デビュー戦はH.H.ドイル騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月9日、中1週で迎えた2戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアメリカンチーフに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2024年）

1月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月9日、中8週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのひめさゆり賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月14日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったグロバーテソーロにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

10月26日、中2週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったキャネルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたプルナチャンドラ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアースイオスをクビ差振り切って1番人気に応えた。

2月23日、中3週で迎えた14戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したアムールドパリに半馬身届かず2着となった。

5月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったカズタンジャーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた16戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 小雨/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月15日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの鋸山特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた19戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの東村山特別（東京ダート2100m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた20戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

11月29日、中4週で迎えた21戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したヴァナルガンドを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。