イカニカン（2019年生、母テレビ）

イカニカン（2019年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時9歳）と交配したテレビが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は小田牧場。2022年の九州ダービー栄城賞(地方重賞)に勝利した他、2022年の九州ダービー栄城賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、佐賀県馬主会山下良子によって330万円で落札された。

真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2021年）

10月3日、デビュー戦は飛田愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は471kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月17日、中1週で迎えた2戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた4戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダバイロマンスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3歳（2022年）

1月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの佐賀若駒賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた7戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブライトデジールに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

2月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の竜門峡特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ザビッグレディーにアタマ差交わされて2着となった。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の古伊万里賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックザキッドに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の波戸岬特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダバイロマンスに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月3日、中3週で迎えた11戦目は、佐賀桜花特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた12戦目は、卯月特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた13戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオリベに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

9月10日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2023年）

2月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた18戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月8日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた20戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、地方重賞の佐賀スプリングカップ（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた22戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（9戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた23戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、小岱山特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の佐賀王冠賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた25戦目は、カーネリアン賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた26戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、九州チャンピオンシップオープン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた27戦目は、Rakuten esportsカップ（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青海大樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた28戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた29戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた30戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったテイエムサツマドンをクビ差捉え切れず2着となった。

11月6日、中1週で迎えた31戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（9戦3勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したロードサージュにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月19日、中1週で迎えた32戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリョーノテソーロをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

12月9日、中2週で迎えた33戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のアルマトップエンドに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月24日、中1週で迎えた34戦目は、中島記念（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（12戦5勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた35戦目は、オッズパーク・ウインターカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（13戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた36戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた37戦目は、唐津湾賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で小松丈二騎手（15戦5勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた38戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小松丈二騎手（16戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた39戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で小松丈二騎手（17戦5勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた40戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で小松丈二騎手（18戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。