ウインドヴェイン（2000年生、母ラスリングカプス）

ウインドヴェイン（2000年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「風向計、母名が風で木がそよそよと揺れる様子を示すので」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時7歳）と交配したラスリングカプスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地29戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の羊ヶ丘特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月21日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

8月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のマイネルジョルノに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月24日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

3歳（2003年）

3月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

4月27日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（4戦1勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい17着に終わった。

9月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

10月18日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシェアエレガンスを半馬身振り切って2勝目をマークした。

11月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒシフェアレディを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2004年）

3月28日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦2勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林淳一騎手（5戦1勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

7月17日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイーグルスウォードを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月4日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（6戦3勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったチアフルスマイルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（7戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（8戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5歳（2005年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（9戦3勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた20戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

7月16日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（10戦3勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた22戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず最後はベガスナイトと並んで7着同着となった。

8月14日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（11戦3勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモアザンベストに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月17日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

11月26日、中9週で迎えた26戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた27戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

6歳（2006年）

1月7日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の若水賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。