フジレインボー（1997年生、母ミスイエロー）

フジレインボー（1997年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時12歳）と交配したミスイエローが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着1回、地方9戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月5日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3歳（2000年）

3月11日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイズザプリティーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月8日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4歳（2001年）

2月4日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月4日、連闘で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた16戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイキトゥインクルに半馬身交わされて2着となった。

11月4日、中7週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた22戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた23戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5歳（2002年）

1月6日、中2週で迎えた24戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた25戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

1月27日、連闘で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月11日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた28戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

6月15日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

10月26日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた32戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた34戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2003年）

1月17日、中2週で迎えた35戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったセニョールベストから3馬身差の2着となった。

2月11日、中3週で迎えた36戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた37戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったアメリカンホーラーから2馬身半差の2着となった。

3月12日、中1週で迎えた38戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったケリーロッチから1馬身半差の2着となった。