ピンクダイヤモンド（2010年生、母ムーンアイル）

ピンクダイヤモンド（2010年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「希少なピンクダイヤモンドのように美しく愛らしい馬になってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したムーンアイルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方7戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

4月27日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は392kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず15着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

8月3日、中6週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキュートハートに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターナイトに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のマトリカリアに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2014年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

2月9日、中3週で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた10戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月14日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では脚を伸ばせず18着に終わった。

12月13日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

5歳（2015年）

1月20日、中4週で迎えた14戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、カラジャスに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったサンジョに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C20 23（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のゴーアップファイトを半馬身振り切って断然人気に応えた。

3月5日、中1週で迎えた17戦目は、ヒヤシンス賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。