タイセイグレース（2006年生、母リンカーングリーン）

タイセイグレース（2006年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋優美」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したリンカーングリーンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般B12 C2。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

8月22日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた3戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月2日、中0週で迎えた4戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、祝☆JBC前夜&古屋結婚記念☆（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のメイショウケイセイを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた7戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

4歳（2010年）

1月1日、中0週で迎えた9戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で小山信行騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小山信行騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のハートオブウインクを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

2月9日、中1週で迎えた12戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた13戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4月14日、中7週で迎えた14戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小山信行騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマックスハナレイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の寿!卓磨&梨花ウエディング記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を爆発させて、最後は2着のスイートクリスタルに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般B12 C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエムオーダンデーに1馬身半の差をつけて制した。

6月4日、中1週で迎えた18戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の一般C8（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったマコトディアナに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月28日、中3週で迎えた21戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で横井将人騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアスタージャッジに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中3週で迎えた22戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で横井将人騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横井将人騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。