アスタージャッジ（2006年生、母コンティンジェンシー）

アスタージャッジ（2006年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋判事。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時19歳）と交配したコンティンジェンシーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方23戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、服部牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤久枝によって1,470万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月11日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

7月1日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の甲山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず18着に終わった。

9月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアーバンマーメイドに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4歳（2010年）

2月28日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、前畑貴彦杯（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤誓二騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

3月23日、連闘で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウケイセイに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

4月13日、中2週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したブルーデイズに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したストームキングを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトヨに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月18日、中1週で迎えた17戦目は、人間万事塞翁馬!悟愛弓結婚記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したレミゼラブルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレインボーティアラに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

7月16日、中1週で迎えた19戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイグレースに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月13日、中1週で迎えた21戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ホウライオーカンに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテツゴールドに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月17日、中2週で迎えた23戦目は、彼岸花特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒシジェントリーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、七草賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（8戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウハヤテに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月8日、連闘で迎えた25戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピンクマラコイデスに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月1日、中2週で迎えた26戦目は、さそり座特別（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で今井貴大騎手（10戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で今井貴大騎手（11戦6勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。