ディリジョン（1992年生、母ヒロローザリ）

Derision

1992.03.25

ディリジョン（1992年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時14歳）と交配したヒロローザリが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原鈴木牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

久保田敏夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

4月1日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山芝1600m 外回り 晴/不良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカシマフジに3/4馬身届かず2着となった。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月10日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したエーピーウッドマンを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセントガイセンを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（1996年）

5月26日、約8か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた11戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた12戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。