アーリーバード（1989年生、母キヨシキブ）

アーリーバード（1989年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時14歳）と交配したキヨシキブが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨミネ牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

1月5日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

1月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったメジロカイモンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月3日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

6月6日、中4週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で沢昭典騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

7月18日、中5週で迎えた7戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパワーハウスを豪脚でハナ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（1993年）

1月17日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた12戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた14戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

10月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったキューピットアイから5馬身差の2着となった。

11月9日、中2週で迎えた16戦目は、野口眞一騎手を鞍上に迎えて、金精峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた17戦目は、丸山弘之騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマサブレーブに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、ヤスフジ記念（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は佐川久芳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた19戦目は、高橋文雄騎手を鞍上に迎えて、鳥居峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1994年）

1月22日、中2週で迎えた20戦目は、金精峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐川久芳騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、金精峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐川久芳騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた24戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐川久芳騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐川久芳騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた26戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンステレスに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。