コシズカンバス（1997年生、母ステラシンフォニー）

コシズカンバス（1997年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時17歳）と交配したステラシンフォニーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は越田牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、地方18戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

4月29日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島芝1700m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレインボーサミットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で橋本美純騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼンノマッキンリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2001年）

3月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で橋本美純騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で橋本美純騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

4月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で橋本美純騎手（10戦1勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた13戦目は、加古川特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた14戦目は、木曽川特別（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったトライアスロンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月23日、中2週で迎えた15戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（13戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5歳（2002年）

1月19日、約6か月半の休養明けで迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

1月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、武庫川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（14戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエスジェントに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の勝負根性でゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

3月4日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた20戦目は、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（15戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったファービッシュから半馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャプテンバトラーを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

6歳（2003年）

1月11日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた24戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた26戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた29戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、淡路島牛乳特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスタミナスピードに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月11日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた30戦目は、尾林幸二騎手を鞍上に迎えて、サンケイスポーツ賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロードバクシンを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた31戦目は、サントリーモルツカップ（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた32戦目は、KENRAKUホワイトピア賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイヤモナークを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた33戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月1日、中6週で迎えた34戦目は、関宮町氷ノ山・鉢伏山紅葉特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸二騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸二騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月24日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた36戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸二騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

7歳（2004年）

1月4日、中5週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた37戦目は、兵庫県競馬施設利用協会特別（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で尾林幸二騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた38戦目は、ジャンボトロンカップ（園田ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で尾林幸二騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた39戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、猪名川彫刻の道特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月3日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の4歳以上（姫路ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた41戦目は、グリーンエコー笠形特別（姫路ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。