ダイヤモナーク（1997年生、母ウェバリングガール）
Dia Monarch
1997.06.25
ダイヤモナーク（1997年6月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時12歳）と交配したウェバリングガールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地14戦4勝2着1回、地方14戦4勝。2000年のヒヤシンスステークス(オープン)で2着に入った他、2003年の摂津盃(ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ケイアイファームから「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、太田美実によって2,100万円で落札された。
伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1999年）
12月4日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のゼンノドライバーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。
3歳（2000年）
1月16日、中5週で迎えた2戦目は、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のクラウンガルチに4馬身の差をつけて優勝
2月20日、中4週で迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったノボジャックに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。
3月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。
6月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプレイヤーズラックに2馬身半の差をつけて制した。
7月2日、中2週で迎えた6戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。
8月27日、中7週で迎えた7戦目は、ハンデ戦でオープンのキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。
4歳（2001年）
2月4日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
2月17日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。
3月24日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のタニノゴードンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。
4月22日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデG3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。
5月3日、中1週で迎えた12戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5歳（2002年）
11月24日、約19か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。
12月8日、中1週で迎えた14戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。
6歳（2003年）
2月1日、中7週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。
4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、フォレストステーション波賀特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマッキーローレルに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。
5月14日、中2週で迎えた17戦目は、スプリングカップ（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタッチダウンパスに1馬身1/4の差をつけて6勝目を掴み取った。
6月12日、中3週で迎えた18戦目は、G3の北海道スプリントカップ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。
7月23日、中5週で迎えた19戦目は、KENRAKUホワイトピア賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコシズカンバスに2馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。
8月14日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
9月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、姫路チャレンジカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
7歳（2004年）
9月28日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、近畿畜産特別（園田ダート1870m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。
10月25日、中3週で迎えた23戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のならヤマトポーク特別（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のインターレジェンダをクビ差振り切って8勝目を手に入れた。
11月18日、中2週で迎えた24戦目は、ニッカン菊園特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。
12月2日、中1週で迎えた25戦目は、日本盛カップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
8歳（2005年）
5月19日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、英知大学賞（園田ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。
11月23日、約6か月半の休養明けで迎えた27戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に終わった。
12月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ふさの国オープン（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。