テイエムリステット（2021年生、母シーズアウーマン）

テイエムリステット（2021年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+リステッド競走より。重賞レースを取る」。毛色は栗毛。種牡馬のモーリス（当時10歳）と交配したシーズアウーマンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって3,960万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月16日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

11月18日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

12月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサトノアインスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2024年）

1月8日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

2月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

4月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスターターンに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

6月8日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの長浜特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカッティングジェムに1馬身1/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したアドバンスファラオにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月21日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの伊賀ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（7戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの桂川ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のフェルヴェンテに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。