コトブキエース（2013年生、母カシマフラワー）

コトブキエース（2013年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「寿＋一番」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時11歳）と交配したカシマフラワーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方19戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の森の妖精賞(一般C1二)。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

3月21日、デビュー戦は井上敏樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず13着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

4月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で井上敏樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた5戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

9月25日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念普代村賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したノアシャトルを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた10戦目は、岩泉町復興応援（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキンノツルを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月15日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテキサスハートに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナチュラルウーマンを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月6日、連闘で迎えた13戦目は、コカ・コーラ賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシャインレイに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったスズヨローズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月27日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマキシマイザーに1馬身1/4の差をつけて4勝目を奪取した。

12月12日、連闘で迎えた17戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウオムロを豪快な末脚で半馬身差し切って5勝目を手にした。

4歳（2017年）

1月9日、中0週で迎えた19戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（9戦5勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月19日、中9週で迎えた20戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、岩手競馬ウェルカム賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた21戦目は、奥州はっと賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（10戦5勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた22戦目は、奥州水沢日高火防祭賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（11戦5勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、アネモネ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月21日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた24戦目は、森の妖精賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（12戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオーバーチュアを半馬身振り切って6勝目を掴み取った。

6月5日、中1週で迎えた25戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、シルバーサドル賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた26戦目は、アレクシス賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた27戦目は、ティンカーベル賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。