マツゼン（1986年生、母キタシバエベレスト）

Matsuzen

1986.04.27

マツゼン（1986年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフイリツプオブスペイン（当時17歳）と交配したキタシバエベレストが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月21日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月19日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のジャックソブリンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳400万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3歳（1989年）

2月12日、中8週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

7月29日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月2日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の松川浦特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4歳（1990年）

6月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

7月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のディビーグローを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月9日、中2週で迎えた14戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、チヨノシャネルにアタマ差交わされて2着となった。

10月20日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。