シロキタジョイ（1985年生、母シロキタパーク）

シロキタジョイ（1985年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のカジユン（当時6歳）と交配したシロキタパークが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の鈴鹿特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月31日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミルフォードミドリに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月5日、中4週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳400万下の初雛賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ゲイリーサンダーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下のれんげ賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた8戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ニシケンノーザリーに半馬身交わされて2着となった。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（中京芝1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキョウエイサルボに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下のすいれん賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

10月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月11日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で清山宏明騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

4歳（1989年）

1月5日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で清山宏明騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で清山宏明騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

2月12日、中3週で迎えた16戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のドリームガバナーをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

4月8日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上1400万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（9戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1400万下のメルボルントロフィー（京都芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の朱雀ステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の苫小牧特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた23戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のアカシヤステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたアクロスザシー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、チャチャバンブーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月12日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（7戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミスシリネラに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（8戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月15日、中6週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

11月18日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（9戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた30戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

5歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（12戦2勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（13戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。