カウニスクッカ（2011年生、母マネーペニー）

カウニスクッカ（2011年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「美しい花（フィンランド語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したマネーペニーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）オリオンファーム。戦績は、中央平地24戦4勝。2014年のスイートピーステークス(オープン牝)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月7日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた2戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のチェーザレに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2014年）

1月18日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のシニョリーナに3馬身の差をつけて制した。

3月15日、中7週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月6日、中8週で迎えた8戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

9月13日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、6着を確保した。

9月28日、中1週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4歳（2015年）

1月25日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

4月25日、中9週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（6戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

6月28日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月2日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の北辰特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた18戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。前に出て、後続を5馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でひたむきに粘り続けて、最後は2着のサンライズジャパンに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5歳（2016年）

1月17日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを5馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のストレンジクォークを3/4馬身振り切って休養明けの一戦を制した。

7月24日、中1週で迎えた24戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。