ファンアットコート（2010年生、母コスモミール）

ファンアットコート（2010年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「宮殿での楽しみ」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時11歳）と交配したコスモミールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地35戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ビッグレッドファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって147万円で落札された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月30日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

9月16日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスワンボートに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月25日、中7週で迎えた6戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3歳（2013年）

2月23日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3月9日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

3月24日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月12日、中6週で迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下の1960sダービーメモリーズシンザンカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月27日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。16着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/良）に出走。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり17着に終わった。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた16戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた17戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた18戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

4歳（2014年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた25戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月22日、連闘で馬体重を前走から18kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3月30日、連闘で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月25日、約7か月の休養明けで迎えた28戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

11月4日、中0週で迎えた29戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた31戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

12月28日、連闘で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5歳（2015年）

1月18日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

1月25日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

2月4日、中0週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた36戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月12日、連闘で馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

2月28日、中1週で馬体重を前走から23kg絞って迎えた38戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。