ニットウリエ（2012年生、母ニットウコメット）

ニットウリエ（2012年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時13歳）と交配したニットウコメットが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日東牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C1(牝)。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

3月14日、デビュー戦は原田和真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月16日、中9週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず14着に敗れた。

10月22日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

12月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアニエールをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2016年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田野豊三騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のヴァルディスーザを半馬身振り切って2勝目をマークした。

2月16日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田野豊三騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田野豊三騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したローラティオにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月24日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田野豊三騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るウォーターチューンを豪脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手にした。

4月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田野豊三騎手（7戦3勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で田野豊三騎手（8戦3勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた16戦目は、ひまわりの里佐用町おさよん特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田野豊三騎手（9戦3勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた17戦目は、DASH柳津・福山駅前開設3周年記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田野豊三騎手（10戦3勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月18日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、優駿の里「安平町雪だるま」特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた19戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、JBC川崎まであと1日特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5歳（2017年）

5月17日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、チューリップ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた21戦目は、三石海浜公園特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた22戦目は、ジャスミン特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月4日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、様似町アポイ山荘特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた24戦目は、ヤマモミジ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、桂特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた26戦目は、ミズナラ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6歳（2018年）

5月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、サッポロ麦とホップ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

5月30日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、新冠町サラブレッド銀座賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた29戦目は、「AIRDO DP」賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月15日、中7週で迎えた30戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、サッポロ生ビール黒ラベル賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月17日、中8週で迎えた31戦目は、美唄産「峰ななつぼし」新米賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月31日、中1週で迎えた32戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7歳（2019年）

6月6日、約7か月の休養明けで迎えた34戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた37戦目は、安平町「馬歯酒」賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた38戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた39戦目は、ホクレンホームセンター賞（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた40戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、日高山脈チロロ岳賞（門別ダート1600m 内回り晴/重）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

8歳（2020年）

4月29日、約6か月半の休み明けで迎えた41戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

2021年1月22日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。