テクノゴールド（2020年生、母コンフェッシオン）

テクノゴールド（2020年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+金」。毛色は栗毛。種牡馬のモーリス（当時9歳）と交配したコンフェッシオンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内ファーム。2023年の九州ダービー栄城賞(地方重賞)に勝利した他、2023年の佐賀皐月賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月1日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

11月19日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2022年11月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3歳（2023年）

1月3日、中5週で迎えた3戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のニュースター特別（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のブレイブアモーレに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のホワイトスター特別（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた5戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の竜門峡特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウォーボーイに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のバルーン特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったアストライオスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳地方重賞の兵庫ユースカップ（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月30日、中7週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったネオシエルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた9戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリネンマンボに2馬身半の差をつけて制した。

5月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブレイブアモーレに1馬身1/4の差をつけて4勝目を獲得した。