リネンマンボ（2020年生、母ハタノメドゥーサ）

リネンマンボ（2020年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+音楽の一つ。躍動」。毛色は芦毛。種牡馬のダンカーク（当時14歳）と交配したハタノメドゥーサが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社グッドラック・ファーム。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方11戦2勝2着2回。2023年のロータスクラウン賞で3着に入った他、2023年の佐賀ユースカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グッドラック・ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、戸山光男によって363万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月14日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったアレクサに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で原優介騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

12月10日、中7週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で原優介騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3歳（2023年）

1月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で原優介騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

2023年2月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3月4日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の波戸岬特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダーウインを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、軽暖特別（佐賀ダート1800m 晴/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の川上峡特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったテクノゴールドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の佐賀ユースカップ（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

7月22日、中3週で迎えた15戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（7戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアラバドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳オープンのロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中純騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた17戦目は、長月賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田中純騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた18戦目は、サファイア特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中純騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクロミチャンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月9日、中8週で迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた20戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた21戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた24戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月27日、中2週で迎えた25戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。