クロミチャン（2019年生、母クロエチャン）

クロミチャン（2019年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+敬称。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のクリエイターⅡ（当時6歳）と交配したクロエチャンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者はリトルブルーファーム。主な勝ち鞍は2022年のほとめきナイター賞(C2 11)。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

3月20日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月1日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入った。

5月21日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のナティビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月9日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーホウビビアンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月29日、中2週で迎えた7戦目は、秋日和賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

11月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサフランブライトに8馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月4日、中2週で迎えた9戦目は、佐賀競馬×久留米競輪カップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るムラサメを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

4歳（2023年）

1月4日、中3週で迎えた10戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のグランクロワに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、「WIN!競馬」今なら最大2週間無料!（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカガストロングに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、まもなく2周年おめでとうウマ娘記念（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンヨースマイルを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月10日、中3週で迎えた13戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（7戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた14戦目は、桜月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

7月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（9戦6勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた16戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、日本三大和牛「近江牛」賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた17戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（10戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた18戦目は、夜長月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したオデンセに半馬身届かず2着となった。

10月7日、中1週で迎えた19戦目は、サファイア特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（12戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したリネンマンボを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、松浦一酒造「松浦一」賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（14戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るポケットカラキュンを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って7勝目をマークした。

12月3日、中3週で迎えた22戦目は、晩秋特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（15戦7勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた23戦目は、師走賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（16戦7勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

5歳（2024年）

1月5日、中2週で迎えた24戦目は、新春賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（17戦7勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた25戦目は、睦月賞（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（18戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた26戦目は、如月特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（19戦7勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた27戦目は、向春賞（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中直人騎手（20戦7勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた28戦目は、春望特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で田中直人騎手（21戦7勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた29戦目は、軽暖賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で田中直人騎手（22戦7勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。