ヤスノカチドキ（1988年生、母ソンチヤン）

ヤスノカチドキ（1988年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカーネルシンボリ（当時17歳）と交配したソンチヤンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方17戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年のいさり火特別(C2一)。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

11月4日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は484kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイドルメイクにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1991年）

3月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く3着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた5戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月14日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた8戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（1992年）

1月5日、中9週で迎えた9戦目は、吉田達男騎手を鞍上に迎えて、5歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のホシノセントに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月21日、中6週で迎えた10戦目は、吉田正美騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田達男騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダイカツガルーをクビ差制して2勝目をゲットした。

5歳（1993年）

2月19日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったサニーグレートからアタマ差の2着に甘んじた。

3月12日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のバイアキングに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月16日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったロマネスクタイセンから半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のテツノウイナーに半馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、あやめ特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月21日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、アマリリス特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた18戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、いさり火特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマロンゴットに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月20日、連闘で迎えた19戦目は、マリーナ特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月22日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、フルムーン特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1994年）

8月17日、約9か月半の休養明けで迎えた22戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、プレイアデス特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた23戦目は、パンドラ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本隆宏騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた24戦目は、アルタイル特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本隆宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた25戦目は、新冠森林公園特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本隆宏騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。