バンドールロゼ（2019年生、母ヤマサラグランジュ）

バンドールロゼ（2019年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界最高とも称される、フランス・バンドール地方のロゼワイン」。毛色は栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時19歳）と交配したヤマサラグランジュが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,280万円（3.2万×400口）で一口馬主が募集された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月7日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

11月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（2022年）

1月16日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

1月23日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るカフジペンタゴンをクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

2月12日、中2週で迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4月24日、中9週で迎えた6戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月27日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた10戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

10月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

12月11日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4歳（2023年）

3月12日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月10日、中5週で迎えた18戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月1日、中2週で迎えた19戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、キョウエイカンフにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月14日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、シラキヌに交わされて約11馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のグッジョブに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5歳（2024年）

1月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

3月16日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。