ゲンパチブライアン（1997年生、母ウインドシアー）

ゲンパチブライアン（1997年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時12歳）と交配したウインドシアーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の金北山特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシティースケイプに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2000年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメジロマリーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のアマリリス賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のイーストプリンスに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

5歳（2002年）

1月19日、約18か月半の休養明けで迎えた10戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の伊勢特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のトーセンスターをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月23日、中2週で迎えた13戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の金北山特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のランドチェイサーに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6歳（2003年）

3月30日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4月12日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の飯坂特別（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、ゴーウィズウィンドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7歳（2004年）

1月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい18着に終わった。

1月24日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

2月22日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のタケシバオーメモリアル（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

5月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。