メジロマリー（1997年生、母メジロモニカ）

メジロマリー（1997年6月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時8歳）と交配したメジロモニカが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中哲実。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回。2000年の紫苑ステークス(オープン牝)に勝利した他、2000年の菩提樹ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

3月26日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のウインブレイズに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

6月18日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のゲンパチブライアンに3馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したブレイクタイムにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月29日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の安達太良特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のジェミードレスをハナ差振り切って3勝目をマークした。

6歳（2003年）

5月31日、約33か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦3勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

11月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦3勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月13日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

7歳（2004年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦3勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

2月7日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（11戦3勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（12戦3勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

3月28日、中3週で迎えた15戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のオンスロートメモリアル（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、スターリーヘヴンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月1日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（14戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

7月31日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた19戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。