スペリオーレ（1997年生、母パンドラスボックス）

スペリオーレ（1997年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルアカデミーⅡ（当時10歳）と交配したパンドラスボックスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

9月11日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のタガノターキンに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月6日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

3歳（2000年）

1月22日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

2月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の水仙賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

10月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた10戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて18着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

11月30日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた13戦目は、ノベンバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。