メイショウオイワキ（2017年生、母メイショウアイリス）

Meisho Oiwaki

2017.05.06

メイショウオイワキ（2017年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋岩木山より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時16歳）と交配したメイショウアイリスが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三栄牧場。主な勝ち鞍は2022年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三栄牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって388.8万円で落札された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月14日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタッシーアキヒートと並んで2着同着となった。

1月25日、連闘で迎えた7戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、フィロスに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月13日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた10戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

8月30日、中5週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

9月6日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4歳（2021年）

3月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた14戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したトウケイサミドリを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中4週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったパンゲアに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた16戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったグラシーナを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノウィングに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

1月25日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイプルエルガーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月16日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったゼンノナインに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のネイプルスイエローに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月7日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったエイシントカチに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた23戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテーオーパルフェを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。