バロンボーテ（2015年生、母ウインラシェーナ）

バロンボーテ（2015年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「軽い動き（バレエ用語）＋美しい（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンアポロン（当時8歳）と交配したウインラシェーナが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、栄進牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、栄進牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、永見貴昭によって324万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

1月8日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた2戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

5月17日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた6戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったポムロールをクビ差捉え切れず2着となった。

8月7日、中3週で迎えた8戦目は、清流日本一びらとり沙流川賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコアレスダンサーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、フロースヒルデに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、別海町産業祭賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンエポカルに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、北のフルーツ王国よいち賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた13戦目は、桂特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山中悠希騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のビギナーズラックを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月26日、中4週で迎えた15戦目は、nankanオールスターパークin浦和賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4歳（2019年）

1月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2イ（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた17戦目は、寒風賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（8戦2勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十三十四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（9戦2勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた19戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた20戦目は、北海道ジンギスカン賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山中悠希騎手（10戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた21戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月1日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、上杉周大燃える流星賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤千尋騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた25戦目は、まるごと!エンタメ～ション賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月1日、中5週で迎えた26戦目は、Aiba静内夏まつり賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた27戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、遠軽町コスモスフェスタ賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた28戦目は、ミルクランド北海道賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた30戦目は、平取町二風谷公園賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5歳（2020年）

4月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた33戦目は、一般C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

2020年6月23日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。