シンボリラピッド（2014年生、母ビックリバコ）

シンボリラピッド（2014年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋特急列車（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時5歳）と交配したビックリバコが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。主な勝ち鞍は2018年の道志川特別(一般A2二 B1一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、渡辺牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、シンボリ牧場によって1,620万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月9日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/重）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

3歳（2017年）

3月5日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

5月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

8月12日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた8戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のロードミュートスに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、くらべ馬特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノースケアードに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（No.11）（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のグラヴィティーノに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月22日、中3週で迎えた11戦目は、向寒特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキョウワクロニクルに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月30日、中4週で迎えた12戦目は、カストル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ブルチアーレにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2018年）

2月8日、中5週で迎えた13戦目は、野島崎特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、三咲特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

7月24日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、スパイラルカーブ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（7戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベストワークスに1馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

8月9日、中1週で迎えた16戦目は、勇魚特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（8戦5勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニャチャンを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月12日、中4週で迎えた17戦目は、セプテンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で本橋孝太騎手（9戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブレークオンスルーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月17日、中4週で迎えた18戦目は、道志川特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で本橋孝太騎手（10戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のナガラキコウシに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月21日、中4週で迎えた19戦目は、’18まがたま賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で本橋孝太騎手（11戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6歳（2020年）

1月10日、約14か月の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦の夕刊フジ×サンスポZBAT!賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で本橋孝太騎手（12戦8勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた21戦目は、サクラス戸塚10周年記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で本橋孝太騎手（13戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のなのはな特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で本橋孝太騎手（14戦8勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の雪柳特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で本橋孝太騎手（15戦8勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた24戦目は、四葉のクローバー賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で本橋孝太騎手（16戦8勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で本橋孝太騎手（17戦8勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月2日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の金風特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

10月29日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の小春日和特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイセイグリードに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。