ベラジオサキ（2019年生、母ハイフリート）

ベラジオサキ（2019年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時18歳）と交配したハイフリートが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田牧場。2022年のクイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2022年のクイーンカップ(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、武田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林田祥来によって726万円で落札された。

栗林徹治厩舎（兵庫）へ入厩。

2歳（2021年）

12月7日、デビュー戦は鴨宮祥行騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブライトミニスターに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサラヘレンを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

3歳（2022年）

5月5日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジョケツに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月2日、中3週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞のぎふ清流カップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったドミニクをクビ差捉え切れず2着となった。

7月22日、中2週で迎えた6戦目は、報知新聞創刊150周年記念報知澪標特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

9月8日、中6週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鴨宮祥行騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた8戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、シクラメン賞（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた9戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた11戦目は、トータリゼータ杯（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中田貴士騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず最後はゼンダンリュウと並んで5着同着となった。

4歳（2023年）

1月19日、中3週で迎えた12戦目は、大寒特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

2月9日、中2週で迎えた13戦目は、神戸ビーフ特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

9月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた16戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月28日、中2週で迎えた17戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、トレーネに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は田野豊三騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた21戦目は、クリスマスローズ賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5歳（2024年）

1月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた24戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月5日、中1週で迎えた25戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ピンクマルガリータに半馬身交わされて2着となった。

3月27日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。