ルチェカリーナ（2018年生、母アンリミテッドピサ）

ルチェカリーナ（2018年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「可愛い光(伊)。父母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時15歳）と交配したアンリミテッドピサが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大狩部牧場。2021年のアネモネステークス(オープン牝)で3着に入った他、2021年の紅梅ステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月1日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したララクリスティーヌを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセリシアをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月14日、中3週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのこぶし賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシティレインボーを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

3月14日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月9日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

12月18日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったオーマイガイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2022年）

1月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラキに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3月19日、中6週で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの豊橋ステークス（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

10月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したエルカスティージョを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のショウナンアレスをクビ差振り切って4勝目をつかんだ。

12月24日、中5週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

5歳（2023年）

2月18日、中7週で迎えた16戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦2勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。