ララクリスティーヌ（2018年生、母スーパーマダム）

ララクリスティーヌ（2018年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したスーパーマダムが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は土井牧場。2023年のMBS賞スワンステークス(G2)で2着に入った他、2022年のMBS賞スワンステークス(G2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、フジイ興産によって1,890万円で落札された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月1日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のルチェカリーナに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2021年）

1月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったソングラインに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月14日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

7月31日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキャロライナリーパをクビ差振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

10月2日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの寺泊特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒメノカリスを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って制した。

4歳（2022年）

1月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの壇之浦ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

2月12日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るオパールシャルムを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目を掴み取った。

8月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（2戦2勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたルプリュフォール決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月29日、中8週で迎えた10戦目は、G2のMBS賞スワンステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（3戦2勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したダイアトニックを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月26日、中3週で迎えた11戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原明良騎手（4戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトリプルエースをクビ差振り切って5勝目を手に入れた。

5歳（2023年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原明良騎手（5戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインシャーロットをハナ差だけ差し切って重賞初制覇を遂げる

5月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で菅原明良騎手（6戦4勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

8月13日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原明良騎手（7戦4勝）。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、G2のMBS賞スワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原明良騎手（8戦4勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したウイングレイテストにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月23日、中7週で迎えた16戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原明良騎手（9戦4勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6歳（2024年）

2月24日、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったAnnafから3/4馬身差の2着に敗北した。